野良猫から学ぶ

最近は捕獲器を仕掛けずに、猫が来たら餌を持って猫に近づき、猫を私の傍まで来させて食べさせるということをしています。
ぶち猫は至近距離で見ることが出来ていますが、タヌキの方は未だ警戒されている感じです。気長にやっていくしかありません。


ぶち猫は素直で腹が空いているから餌を食べたい一心で私を恐れず寄ってくる。
餌のカリカリをバクバクという音を立てながらガツガツ食べている。
タヌキはジーっとこちらを確認して、ゆっくりカリカリと音を立てて食べている。
食べ終わったら尻尾振っている。お代わりの催促か、美味しかったという表現なのかよく分からないけれど、可愛い。


猫達は餌一杯では足りず、4杯くらいでやっと満足してノソノソとどこかに行ってしまいます。私の空腹は猫達の餓鬼状態に比べればただ口が卑しいだけとも思いました。


なにも着飾らず、裸のまま。言葉も話せないけれど私を魅了する猫達。


人間は服装、持ち物などで自身を表現し、言葉で人の縁を繋いでいかなくてはならない。
着ているものや身に着けているもので武装できるから、その人の本質にたどり着くまで多少時間が掛かってしまう。


もし、原始時代のように何も身につけていなければ、猫達と同じ素のままの自分。
全て取り払った自分に何が残るか。せめて猫達のように素直さと可愛らしさだけは身に着けておきたい。

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