迷い猫

昨晩9時半頃、ブッチーが餌を食べ終えてどこかに行ったので、タヌキが居ないかなあと
探していると、ミャーミャーと大きな鳴き声が聞こえてくる。
声のする方へ向かっていくとタヌキが座ってこちらをジーと見ている。
「タヌー、久しぶり!ご飯食べよ、おいでー」と声を掛け、玄関の前まで呼び寄せました。なんたってタヌキはブッチーを警戒しているので、恐る恐るこちらに向かってきます。餌をあげるとガツガツと腹いっぱいにしてどこかに行ってしまいました。
これでいい。お腹さえ満たされればそれでいい。


ブッチーは毎日張り付いていて3食付。
1食の餌の量も少なくなってきていますが、3食きっちり食べています。


昨日、家で仕事をしていると、雨の音にも負けない猫の困ったような鳴き声が聞こえてくるので見に行くと、家に設置してあるプロパンガスの後ろに猫が入りこんでいる。
プロパンガスを動かし出てくるように促しても出てこない。
仕方がないのでそのまま放っておくことにしました。


夕方、6時頃お風呂に入って、暑かったのでお風呂の窓を開けて涼んでいると、スゴイ熱い視線を感じる。窓の方に目をやるとタヌキがジーとこちらを見てる。
「おー、タヌー」塀の上にチョコンと座って、まあ、可愛い。
汗をかきながら急いで服を着て、ブッチーがいない間に餌を食べさせようと外へ出てタヌキの所へ行くと「ミャー」とお出迎えしてくれる。


夜は夜で、迷い猫がミャーミャー鳴いている。
引っ張り出してみると、猫の体からは石鹸の香りがするし、私に抱かれるとデレーとして目はくりくりとして私を見てくる。どうも飼い猫みたいです。
家に入れて、愛猫カルビとご対面。
カルビはウーと唸っただけで、こちらの猫はフーといっている。
人間と猫の態度が違いすぎる。


さて、することは保健所と警察へ電話に迷い猫の掲示板に載せること。
全て終えた後「さあ、どうするか」
警察からは「猫を家に帰るように促してあげて下さい」といわれたので、
外に放しました。


今朝、走りに行く前にプロパンガスの所へ見にいきましたが「居ない」。
すると花壇の方からあの猫の鳴き声が聞こえてくる。
見に行くと「居た」


猫に包囲された一日でした。

×

非ログインユーザーとして返信する